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アトピー対策にゆきひかり

平成元年、ご飯を食べたら湿疹が出るという、米アレルギーの患者が増えました。その年、きらら397が誕生し、北海道の米として今までの常識を越えた美味しい品種として品切れが出るほど愛用されました。ほとんどの患者がきらら397かコシヒカリを食べています。ゆきひかりに戻しますと症状は治りました。そこで、モチ遺伝子を持たない品種のゆきひかりの精米を繰り返し、アレルギーの原因となる蛋白質と農薬の残留の多い胚芽を削ぎ落としたお米を患者に薦めたところ良好な効果が出ました。現在では子供の1~2%は米アレルギーと推定されます。これは米の品種のちょっとした変化でも、化学物質や環境ホルモンでアレルギー体質が高まった現代人にとって、アレルギーの発症につながったことを意味するのではないでしょうか。

ゆきひかりの種子更新継続を

アトピーで悩んでいる人達の中にゆきひかりがアレルギー好適米だと知らない人はたくさんいます。東京、大阪ではアトピーの患者に日本晴という品種のお米を勧めていますが、ゆきひかりの方が優れているとのことです。その要因のひとつに、北海道で作られるゆきひかりには、本州で生産される日本晴より農薬の使用量が少ないことが考えられます。アレルギーで苦しむ全国の子供たちのために、ゆきひかりの生産が続けられるように皆様方のご協力をお願いします。

合成化学物質の氾濫がアレルギーを急増させた

40年前まで、日本にはアレルギーがほとんどなかったと言われています。しかし、高度経済成長を経て、現代は日本人の約4割がなんらかのアレルギー疾患に悩んでいます。ながでもアトピー性皮膚炎はなかなか治りにくい皮膚の慢性の疾患で、幼児期ばかりではなく学童や成人でも発症し社会問題にもなっています。アレルギーの急増の原因のひとつに合成化学物質の急激な普及が考えられます。農薬の現場では下肥、堆肥等の有機肥料に変わって、合成化学物肥料や除草剤、殺虫剤、殺菌剤などの農薬が急速に普及し、農薬漬けの農産物が市場に溢れだしました。

インスタントラーメンに代表される食品産業が急速に発展し、食品添加物が大量に使われだしました。鮮度を保つため、収穫後農薬処理(ポストハーベスト)をした農作物、成長を早めるホルモン剤使用の肉類も輸入され、それらの食材を使った外食産業が飛躍的な成長をとげました。

農業、食品添加物などの合成化学物質は人間にはそれを分解する酵素はなく、体内に蓄積すると言われています。一部の化学物質は生命の根元である遺伝子を破壊し、また「環境ホルモン」として働き正常なホルモンを撹乱します。環境ホルモンと言われる化学物質の6割が農薬で、青年男子の精子数の激減、若い女性の間では不妊の原因とされる子宮内膜症の急増の要因のひとつだと考えられています。

化学物質漬けの若い両親から生まれる赤ちゃんに奇形やアレルギー疾患が多いと言われていますので、合成化学物質は毒だという認識を持って、農薬や添加物の使用していない食事を心がけてほしいものです。

コシヒカリ・きらら397・あきたこまちはモチ系品種

コシヒカリは炊き上がったご飯が真っ白で、ツヤと粘りがあり、日本一美味しいお米の品種だと言われています。これはモチ米の遺伝子が組み込まれているからです。きらら397、ほしのゆめ、あきたこまち、ひとめぼれなどの人気品種はモチ遺伝子のコシヒカリ系統で、「コシヒカリ系の品種でなければ米に非ず」の風潮です。昔から「ガンベになったらモチを食わすな」という諺があります。ガンベの子供にモチを食べさせると症状が重くなるので、モチを食べさせるなという意味です。体内に溜まった毒素が皮膚を通して排出しようとして、幼児や子供の頭や皮膚にできる吹き出物がガンベで、実際にモチを食べると、アトピー性皮膚炎の症状として、頭にふけが出たり、脂濡(ジクジク)が悪化することがあり、昔の知恵もあなどれません。

消えゆく品種・ゆきひかり

友人の中川社長(中川米穀株式会社)は9年程前より、アトピーの子供たちのために、北竜町農協と北竜町自然農法米生産組合に依頼にして無農薬と減農薬の美味しいゆきひかりを販売しています。中川社長の話ですと、ゆきひかりは良食味、低価格、クリーンと三拍子揃った品種として全国に人気がありましたが、水はけの良い、美味しい米が生産できる水田にきらら397が植えられ、ゆきひかりは生産条件の悪い水田でしか生産されなくなり品質、食味とも低下して政府米で出荷されるようになりました。近年、過剰を理由に食糧庁は政府米の買入れ数量を極端に減らしました。その結果、ゆきひかりの作付け面積はわずか1%以下に激減しています。

平成20年に北大大学院農学研究院のグループが道産米の「ゆきひかり」には腸内の”悪玉”細菌を減らす性質があり、アレルギーを抑える働きがあることをつきとめました。米アレルギーばかりではなく、他のアレルギー反応を抑制する効果も実験で確認されました。

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